- 2023/04/20 掲載
投機的等級の最下層への格下げ増加=ムーディーズ
ムーディーズの2つのリポートによると、ムーディーズが今年第1・四半期に「B3」(見通しはネガティブ)ないしそれより低い水準に格付けした企業は227社で、昨年第4・四半期から4%増加。前年同期との比較では33%前後増えた。新型コロナウイルスのパンデミック期には及ばないものの、2021年8月以来の高水準となった。
ムーディーズは投機的等級の最下層の格付けとなる企業が増えた要因として、債務負担の増加、弱い収益性、価格の上昇圧力などを列挙。「厳しい信用状況や市場のボラティリティーを考えると、こうした企業は今後も増大する」と予想した。
現在2.7%のデフォルト率は向こう1年で5.6%まで高まる見込みだという。
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