- 2023/04/20 掲載
午後3時のドルは134円後半、1カ月半ぶり高値圏で底堅い
ドルは高値圏で売買が交錯した。買いは実需、売りは短期筋が目立ったといい、日中の値幅は上下36銭にとどまった。
ドルは前日海外で一時135.14円と、3月10日以来1カ月半ぶり水準まで上昇した。英国の消費者物価指数(CPI)が上振れたことで、世界的にインフレが高止まりする可能性があるとの見方が広がり、米金利にも上昇圧力がかかった。
ドルが心理的な節目となる135円台に乗せてきたことで、一段の上昇を予想する声が増えてきた。みずほ銀行のチーフマーケットストラテジスト、鈴木健吾氏は「テクニカル的には200日移動平均線がある137円近辺を目指す可能性がでてきた」としている。3月高値の137.90円を意識する声も多い。
一方、きょう下げが目立ったのはNZドル。第1・四半期CPIが前年比6.7%上昇と、事前予想の7.1%に届かなかったことを受け、83円後半から82円後半まで下落した。「NZのインフレはピークアウトしつつある。利上げは最終局面にあるとの見方に変わりはない」(外銀)との声が出ていた。
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 134.68/70 1.0960/64 147.64/68
午前9時現在 134.70/72 1.0950/54 147.52/56
NY午後5時 134.69/73 1.0954/56 147.57/61
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