金利決定、理事会から移管＝透明性向上へ中銀改革案―豪

【シドニー時事】オーストラリア政府は２０日、豪準備銀行（中央銀行）の改革案を発表した。政策金利の決定権限を理事会から新設の専門家会合に移すほか、総裁の記者会見を定例化して政策判断の透明性を高める。法改正を経て２０２４年７月の実施を目指す。

豪中銀は２２年５月以降、１０会合連続で利上げを決め、政策金利を３．６０％に引き上げた。ロウ総裁はかつて「２４年までは利上げしない」と明言していたが、方針を撤回する形で利上げを断行。中銀の運営に批判が強まっていた。

【時事通信社】