- 2023/04/21 掲載
米地銀、第1四半期に預金流出相次ぐ 金利収入頭打ちに
フィフス・サード・バンコープ、コメリカ、トゥルイスト・フィナンシャル、キーコープの各行は預金が流出し、これまで1年の米連邦準備理事会(FRB)の積極的な金融引き締めを追い風にした金利収入の増加が頭打ちとなった。
20日に四半期決算を発表した銀行のうち平均預金残高が増えたのは、前期より4億7200万ドル増えたハンティントン・バンクシェアーズだけだった。
米大手金融機関のバンク・オブ・アメリカ(BofA) 、シティグループ、ウェルズ・ファーゴも預金残高が1─3%減。預金者に払う金利の引き上げ幅が依然低調なのが敬遠された。
アナリストらは銀行が利回りを上げない限り、顧客はより高いリターンをもたらす他の資産へのシフトを続けると予想している。
コメリカの最高財務責任者(CFO)は20日の電話会見で、23年の預金残高が前年比で約12%─14%減るとの見通しを示した。
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