- 2023/04/25 掲載
日経平均は小幅続伸、決算発表シーズン入りで様子見姿勢広がる
日経平均は104円高と堅調にスタート。前場には一時、約213円高の2万8806円69銭まで上昇し、年初来高値を更新した。政府がラピダスに追加支援を決定したこともあり半導体関連銘柄が堅調で、指数を押し上げた。ただ、後場に入ってからはアジア市場が軟調だったこともあり、徐々に上げ幅を縮小し、小幅高で推移した。海外の景気に連動しやすい鉄鋼株が一段安で、相場の重しとなった。
野村証券の小高貴久シニア・ストラテジストは「今晩は米国でマイクロソフトやアルファベットの決算発表を控えているほか、日本も決算発表シーズン入りする中で、日米両市場が足踏みしている状況」と指摘。大手ハイテク企業群「GAFAM」の決算発表は今後の市場をみる上でのリトマス試験紙になるといい、「コンセンサスを上回る業績見通しが出てきて、底打ちがみえてくれば、株式市場のモメンタムは変わってくると思う」(小高氏)との見方を示した。
TOPIXは0.24%高の2042.15ポイント。東証プライム市場指数は0.24%高の1050.82ポイントだった。東証プライム市場の売買代金は2兆3472億0300万円。東証33業種では、証券や銀行、建設など24業種が値上がり。鉄鋼や海運、非鉄金属など9業種は値下がりした。
個別では、アドバンテストが1%高と朝方から堅調に推移した。一方、中山製鋼所は4.1%安と、鉄鋼株は軟調。前日に決算を発表したニデックは0.9%高だった。
プライム市場の騰落数は、値上がり1079銘柄(58%)に対し、値下がりが666銘柄(36%)、変わらずが91銘柄(4%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 28620.07 +26.55 28697. 28,609.7
73 7─28,806.
69
TOPIX 2042.15 +4.81 2045.9 2,040.49
6 ─2,054.13
プライム指数 1050.82 +2.48 1052.5 1,049.98
1 ─1,056.90
スタンダード 1058.51 -0.22 1061.1 1,057.51
指数 4 ─1,064.07
グロース指数 953.38 -4.85 959.59 951.79─9
61.92
東証出来高( 96206 東証売買代金(億円 23472.
万株) ) 03
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