• 2023/04/25 掲載

量的緩和、インフレ高進の要因という根拠ない=英中銀副総裁

ロイター

photo
  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[ロンドン 25日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のブロードベント副総裁は25日、中銀はマネーサプライの指標を無視すべきでないとしつつ、量的緩和(QE)が過度のインフレを招いたという主張については、証拠に裏打ちされていないと述べた。シンクタンクの国立経済社会研究所で講演した。

一部の政治家やアナリストは、2008年金融危機や新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)を受けて英中銀やその他中銀が供給した膨大なマネーが、最近のインフレ高進の原因と主張している。

英消費者物価指数(CPI)は昨年10月に、前年同月比で11.1%上昇し、およそ40年ぶりとなる高水準を記録した。直近のデータによると、3月も10%を上回る上昇率を維持している。

ブロードベント氏は、新型コロナのパンデミックに伴う供給網の混乱や、22年のロシアによるウクライナ侵攻を受けた天然ガス価格の高騰が、マネーサプライよりもはっきりとした物価上昇の原因だと分析。

「金融政策担当者は、将来のインフレに関連する情報を無視すべきではない。マネーサプライも含まれる」とした上で「しかし、多くの経済統計と同様、解釈は必要だ。QEは中銀のバランスシートと共に商業銀行の預金(M4)を急拡大させ、過剰なインフレにつながったという主張は、証拠によって十分に支持されていない」との考えを示した。

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます