独輸出産業の業況、22年2月以来の高水準＝ＩＦＯ

［２５日　ロイター］ - ドイツのＩＦＯ経済研究所の調査によると、４月の国内輸出産業の業況は昨年のウクライナ戦争勃発以降で最高となった。

４月の輸出見通し指数は６．９と、昨年２月以降で最高。３月は４．１だった。

ＩＦＯの調査責任者クラウス・ボールラーベ氏は「米国の力強い経済動向と中国の心強い傾向でドイツの輸出品に対する需要が増えている」と指摘。「輸出は今年、低調なスタートを切ったが、第２・四半期に再び拡大可能になっている」と述べた。

自動車産業の輸出見通しが大幅に改善。化学産業にも楽観的な見方が戻っており、同産業の指数は２０２１年９月以来の高水準に上昇した。電子部品メーカーの指数はやや低下した。