- 2023/04/25 掲載
欧州決済イニシアチブ、参加行拡大 年末から即時決済サービス
EPIはビザやマスターカードに代わる国境を越えたカード決済システムの構築を目指していたが、加盟行の半分が脱退したため、計画を縮小。デジタルウォレットを開発し、欧州で口座間即時決済の統一ブランドを確立することを目指している。
EPIはオランダの決済会社Currence iDEALとルクセンブルクの決済会社PQIを買収すると発表。
Belfius、DZバンク、ABNアムロ、ラボバンクも合流する。すでにBNPパリバ、BPCE、クレディ・アグリコル、ドイツ銀行、ソシエテ・ジェネラルが参加している。
EPIは「われわれは、欧州の消費者と事業者の現代的で進化する決済ニーズに対応するため、新しい拡張性のあるプラットフォームを効率的な最新技術を活用して可能な限り最良の形で開発している」と表明した。
今年末までにフランスとドイツでデジタルウォレットを試験的に導入する。来年初めにはベルギーへの導入を予定している。
導入対象地域はユーロ圏の非現金決済の半分以上を占める。その後、他の欧州諸国への導入も進める予定。今後、オンラインとモバイルのショッピング決済サービスやBNPL(バイナウペイレーター)などのサービスも提供する。
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