- 2023/04/25 掲載
JR東、米坂線の存廃協議へ=被災区間、バス転換も選択肢
JR東日本は25日、新潟県村上市と山形県米沢市を結ぶ米坂線の一部区間について、存廃の協議を地元自治体に呼び掛けると発表した。昨年8月の豪雨で坂町(新潟県村上市)―今泉(山形県長井市)間が被災。現在も運休が続き、代替バスが運行されている。同社は、廃線にした上でバス路線に転換することも選択肢の一つとして地元と話し合う。
JR東によると、この区間は運休前の2021年度に約13億8000万円の営業赤字を計上した深刻な不採算路線の一つ。記者会見した新潟支社の小川治彦支社長は「地域交通として持続可能性に課題がある」と指摘した。ただ、存廃については「あらゆる可能性を否定も肯定もしない」と、前提を置かずに議論する意向を示した。
【時事通信社】 〔写真説明〕JR米坂線=山形県内(資料)
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