米ＣＢ消費者信頼感、4月は9カ月ぶり低水準　景気後退見通しで

[２５日 ロイター] - コンファレンス・ボード（ＣＢ）が２５日発表した４月の米消費者信頼感指数は１０１．３と、３月改定値１０４．０から低下し、２０２２年７月以来９カ月ぶりの低水準を付けた。近い将来に景気後退に陥るとの見通しが影響した。

エコノミスト予想は１０４．０。３月から横ばいとみられていた。

現況指数は１５１．１と３月の１４８．９から上昇。一方、期待指数は３月の７４．０から６８．１に低下した。期待指数は８０を下回ると景気後退（リセッション）リスクが高まっていると示唆される。

ＣＢの経済担当シニアディレクター、アタマン・オジルディリム氏は「現況指数は４月にやや改善したものの、期待指数は低下し、短期的に不況が迫っている兆候とされる水準を下回ったままだ」と指摘した。

雇用情勢については、職が「十分」と見なす回答者の割合が３月の４７．９％から４８．４％に上昇。「就職困難」の回答は同１１．４％から１１．１％に低下した。

向こう１年間の期待インフレ率は６．２％と、３月の６．３％から低下した。