- 2023/04/26 掲載
米バイオジェン、新薬開発を縮小 アルツハイマー薬などに集中
神経疾患の候補薬の研究開発2件が対象に含まれるとした。
コスト削減によって2023年の経費が小幅に圧縮され、24年にはより大きな効果が期待できるとした。
通年の調整後利益予想は1株当たり15─16ドルに据え置いた。株価は3.6%安で終了した。
レカネマブは米食品医薬品局(FDA)の迅速承認を得ており、7月に正式承認される見込みで、バイオジェンは同薬と8月にFDAの決定を控える抗うつ薬「ズラノロン」について、マーケティングを強化する準備を進めている。
第1・四半期にレカネマブ発売の関連費用が1890万ドルに上り、売上高の下押し要因となった。マイケル・マクドネル最高財務責任者(CFO)はわずかな売り上げが出たと述べた。
同社は23年通年決算について、1桁台半ばの減収になると予想。主力製品である多発性硬化症治療薬「テクフィデラ」と脊髄性筋萎縮症治療薬「スピンラザ」が競合薬やジェネリック薬との激しい競争に直面していることが背景にある。
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