• 2023/04/27 掲載

デンソー、今期営業利益は約2割増 拡販と固定費抑制で2期連続最高へ

ロイター

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
  • icon-close-snsbtns
会員になると、いいね!でマイページに保存できます。
[東京 27日 ロイター] - デンソーは27日、2024年3月期(今期)の連結業績予想(国際会計基準)について、営業利益が前年比19.7%増の5100億円になる見通しと発表した。電動車向け部品の拡販効果や固定費抑制などにより2期連続で過去最高を見込む。会社の営業利益予想は、IBESがまとめたアナリスト20人の予想平均5616億円を下回る。

今期の純利益予想は同21.7%増の3830億円で、これまでの過去最高(18年3月期の3805億円)を6年ぶりに更新する見通し。今期の1株当たり年間配当は前期から5円増配の190円(中間・期末いずれも95円)を予想する。

有馬浩二社長はオンラインでの会見で、今期は「挑む年、結果にこだわる年」にしたいと述べた。前期は新型コロナウイルス禍や半導体不足の影響で急激な生産変動に見舞われることが多かったが、今後は柔軟な生産体制をとれるよう「(工場の)ラインの自動化を、より積極的に加速していきたい」とも語った。

事業面では、採算の良い電動車向けインバーターや運転支援技術に使うセンサーなどの販売が好調に推移。会見に同席した松井靖・経営役員は「電動化や自動運転の分野で収益力が上がっている」と説明した。部材やエネルギーの高騰による費用増加は今期も一定程度あるものの、前期ほどにはならないとみている。

今期の売上収益(売上高に相当)は同1.6%減の6兆3000億円となる見込み。松井氏は、顧客である自動車メーカーの計画から「10%の車両生産リスクを織り込んだ」と述べたが、「かなり保守的」に見積もったとも話した。半導体不足は「6月くらいまではまだ続く」とみているが、「夏以降は安定的に供給され、需給が緩む」との見通しを示した。

(白木真紀)

評価する

いいね!でぜひ著者を応援してください

  • 0

会員になると、いいね!でマイページに保存できます。

共有する

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • 0

  • icon-mail
  • icon-print
  • icon-hatena
  • icon-line
関連タグ タグをフォローすると最新情報が表示されます
あなたの投稿

    PR

    PR

    PR

処理に失敗しました

人気のタグ

投稿したコメントを
削除しますか?

あなたの投稿コメント編集

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

通報

このコメントについて、
問題の詳細をお知らせください。

ビジネス+ITルール違反についてはこちらをご覧ください。

通報

報告が完了しました

コメントを投稿することにより自身の基本情報
本メディアサイトに公開されます

必要な会員情報が不足しています。

必要な会員情報をすべてご登録いただくまでは、以下のサービスがご利用いただけません。

  • 記事閲覧数の制限なし

  • [お気に入り]ボタンでの記事取り置き

  • タグフォロー

  • おすすめコンテンツの表示

詳細情報を入力して
会員限定機能を使いこなしましょう!

詳細はこちら 詳細情報の入力へ進む
報告が完了しました

」さんのブロックを解除しますか?

ブロックを解除するとお互いにフォローすることができるようになります。

ブロック

さんはあなたをフォローしたりあなたのコメントにいいねできなくなります。また、さんからの通知は表示されなくなります。

さんをブロックしますか?

ブロック

ブロックが完了しました

ブロック解除

ブロック解除が完了しました

機能制限のお知らせ

現在、コメントの違反報告があったため一部機能が利用できなくなっています。

そのため、この機能はご利用いただけません。
詳しくはこちらにお問い合わせください。

ユーザーをフォローすることにより自身の基本情報
お相手に公開されます