- 2023/04/27 掲載
ユニゾ債権、焦げ付く恐れ=民事再生、地銀に余波
ホテル・不動産運営のユニゾホールディングス(東京)による民事再生法の申請を受け、取引のある地方銀行の債権が焦げ付く恐れが広がっている。北国銀行は27日、ユニゾ向け債権45億円が取り立て不能または遅延の恐れがあると発表。北国銀の親会社は、業績への影響を精査するとして、28日に予定していた決算発表の延期を決めた。
北国銀以外にも、みちのく、東邦、大垣共立、清水、三十三、高知の各行が27日、貸出金10億~26億円が焦げ付く可能性があると相次いで公表した。北国銀は担保で保全されていない15億円、清水銀は5億円を2023年3月期に引き当て処理する。高知銀など5行は引き当て済みか、担保で全額保全されているため、業績への影響はないと説明している。
【時事通信社】
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