中国海洋石油、第1四半期は6.4％減益　石油価格下落で

［北京　２７日　ロイター］ - 中国海洋石油（ＣＮＯＯＣ）が２７日発表した第１・四半期決算は前年同期比で６．４％の減益となった。

生産量は増えたが、石油の実勢価格下落で利益率が低下した。

純利益は３２１億元（４６億４０００万ドル）と、前年同期の３４３億元（４９億６０００万ドル）から減少。石油の実勢価格が前年同期から２３．９％下落したことが背景。

売上高は前年同期比７．５％増の９７７億元（１４１億２０００万ドル）。

純生産量は前年同期比８．６％増の１億６３９０万石油換算バレル。国内生産は５．５％増、ブラジルやガイアナなど海外生産は１６．６％増。

同社は２０２５年までに生産を年間平均６％増やす中期目標を掲げており、今年は過去最高の６億５０００万─６億６０００万石油換算バレルの生産を目指している。

生産コストは世界有数の低さ。第１・四半期の総生産コストは前年同期比７．７％減の１バレル当たり２８．２ドル。

設備投資は４６．１％増の２４７億４０００万元。