- 2023/04/27 掲載
スイス中銀、第1四半期は269億フランの黒字 株価上昇が寄与
外貨の保有で242億フランの利益を計上したほか、金の保有で43億フランの利益を計上した。
外貨収入の内訳は保有債券の利息が25億フラン、保有株式の配当が9億フラン。
保有債券の評価額は85億フラン増加。米大手企業の株式を中心とする保有株式の評価額は147億フラン増えた。
為替差損は20億フラン。フランが対ドルで上昇したことが主因。
中銀は昨年、過去最大となる1325億フランの赤字を計上していた。
UBSのエコノミスト、アレッサンドロ・ビー氏は「昨年の赤字の背景には、債券と株式の双方が下落したスタグフレーション的な環境があった。これは金融政策にとって最も厳しい環境だ」とし「そうした局面が去って、中銀は喜んでいると思う」と述べた。
PR
PR
PR