- 2023/04/28 掲載
英バークレイズ、第1四半期は利益が予想上回る カード事業好調
税引前利益は26億ポンド(32億5000万ドル)、アナリスト予想は22億ポンドだった。
JPモルガンのアナリストは「堅調な」決算と指摘し、アナリストは通期の利益見通しを引き上げる可能性があるとの見方を示した。
消費者・カード・決済部門の利益は47%増の13億ポンドとなった。米小売り大手ギャップから昨年ポートフォリオを取得したことなどが寄与し、クレジットカード残高が増加した。
その一方で第1・四半期の貸倒引当金は5億2400万ポンドと前年同期の1億4100万ポンドから急拡大し、主に米国のカード事業が要因と説明した。
ここ数四半期好調だった投資銀行業務は、グローバル・マーケッツ・トレーディング部門の利益が8%減少し、企業の合併や資金調達に関する助言からの手数料は7%減となった。金利上昇と高インフレにより第1・四半期のM&A(合併・買収)は10年超ぶりの低水準だった。
債券・通貨・商品(FICC)は利益が9%増の18億ポンドとなった。
米国での限度額を上回る有価証券販売に関する追加の引当金は計上しなかった。
PR
PR
PR