- 2023/04/28 掲載
米GDP、1.1%増=3期連続プラス成長―1~3月期
【ワシントン時事】米商務省が27日発表した2023年1~3月期の実質GDP(国内総生産)速報値は、季節調整済み年率換算で前期比1.1%増だった。伸びは前期(2.6%増)から鈍化したものの、3四半期連続のプラス成長となった。市場予想(2.0%増)を下回ったが、個人消費が盛り返すなど底堅さも示された。
GDPの約7割を占める個人消費は前期比3.7%増(前期1.0%増)と加速。一方、設備投資は0.7%増(4.0%増)に減速した。
住宅投資は4.2%減と、3四半期連続で2桁だった縮小ペースが緩んだ。輸出は4.8%増と、プラスに転じた。
米経済が堅調な成長を続ける一方、インフレは低下基調にあるとはいえ、なお高水準で推移している。景気をさらに冷まし、物価上昇圧力を緩和するため、連邦準備制度理事会(FRB)は来週5月2、3日に開く政策会合で0.25%の追加利上げを決めるとの観測が強まっている。
【時事通信社】 〔写真説明〕米ニューヨーク証券取引所の前を通り過ぎるビジネスマン=3月16日、ニューヨーク(AFP時事)
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