- 2023/04/28 掲載
NY外為市場=ドル小幅上昇、新規失業保険申請件数減で利上げ観測
[ニューヨーク 27日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドルが小幅上昇した。4月22日までの1週間の新規失業保険申請件数が減少したことで、米連邦準備理事会(FRB)が来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利上げを停止する可能性は低いとの見方が強まった。
ドル指数は0.1%高の101.50だった。
また、米商務省が27日発表した第1・四半期の実質国内総生産(GDP)速報値は年率換算で前期比1.1%増と、伸びは昨年第4・四半期の2.6%から縮小した。
しかし、投資家はむしろ、コア個人消費支出(PCE)価格指数を材料視した。同指数は4.9%上昇。前四半期は4.4%上昇だった。
サンフランシスコのFXコンサルティング会社Klarity FXのディレクター、アモ・サホタ氏は「インフレをどうするかという難問はまだ残っている。コアPCE指数は、来週利上げがあるという事実を固めただけだ」と述べた。
市場では、来週のFOMCで25ベーシスポイント(bp)の利上げが行われる確率を90%織り込んでいる。また、その後一時停止することも織り込んでいる。
ドル/円は0.2%上昇し134円。日本銀行はこの日、植田和男新総裁の下で初めてとなる政策決定会合を2日間の日程で開催した。
市場コンセンサスは政策現状維持となっている。
ユーロ/ドルは0.1%安の1.1024ドルとなった。
ドル/円 NY終値 133.94/133.97
始値 133.57
高値 134.19
安値 133.24
ユーロ/ドル NY終値 1.1027/1.1031
始値 1.1044
高値 1.1056
安値 1.0993
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