- 2023/05/05 掲載
米労働生産性、23年第1四半期は前期比2.7%低下 労働コスト急上昇
労働生産性は22年下半期に伸びた後、23年第1・四半期は予想より大きく低下し、労働コストは上昇した。
米連邦準備理事会(FRB)は政策金利をしばらく高水準で維持する可能性がある。
22年第4・四半期の労働生産性は前期比1.6%上昇と、上げ幅は前回発表の1.7%からやや下方改定された。
新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)の影響によって労働者の構成が大きく変わったため、生産性の明確な測定が難しくなっている側面がある。
23年第1・四半期の生産単位当たりの報酬を示す単位労働コストは前期比6.3%上昇。22年第4・四半期は3.3%上げていた。23年第1・四半期の前年同期比は5.8%上昇。
労働コストは、FRBのインフレ目標の2%に比べて大きく上昇している。
FRBは3日、政策金利を0.25%ポイント引き上げて5.00─5.25%にすることを決め、利上げ停止の可能性を示唆した。
第1・四半期の時間当たりの労働報酬は前期比3.4%増。22年第4・四半期は4.9%増えていた。23年第1・四半期の前年同期比は4.8%増えた。
PR
PR
PR