- 2023/05/17 掲載
小幅で回数少ない利上げなら金融安定損なわず=米ダラス連銀総裁
[アメリアアイランド(米フロリダ州) 16日 ロイター] - 米ダラス地区連銀のローガン総裁は16日、「より小幅、かつ少ない回数」での利上げであれば、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策が金融不安を引き起こす可能性を低くすることができると述べた。アトランタ地区連銀が開催した経済会議で述べた。
ローガン氏は今後のFRBの政策決定についてはコメントしなかったものの、「金融情勢は時に非線形に悪化し、より広い経済にダメージを与えることがあるが、そのリスクは利上げをより小幅かつ回数を少なくすることによって軽減できる」と述べた。
ローガン総裁はアトランタ連銀の経済会議で「緩やかな政策調整は有効な可能性がある」と指摘。「金融政策がどの程度制限的かは、金利の上昇速度、到達する水準、その水準に維持される期間の長さのほか、一段の上昇もしくは低下を決定するさまざまな要因などに起因する」とし、「これらの事項は、金融安定性の副作用を抑制しながら、政策の制約性を維持するように調整できる」と述べた。
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