- 2023/05/17 掲載
ドイツ銀株主、投資銀業務からの資本移転提言 業績安定化を称賛
数年にわたって赤字だったドイツ銀行は11四半期連続で黒字を計上している。
Dekaのアンドレアス・トーメ氏は、同行の目標達成には市場からの「強い追い風」が必要であり、金利上昇は同行にとって「純粋なアドレナリン」と表現。経営陣に「しかし、これらの好材料はどの程度持続可能なのか」と問いかける。
ユニオン・インベストメントのポートフォリオマネジャー、アレクサンドラ・アンネッケ氏は、同行は「灰の中からよみがえるフェニックス(不死鳥)のように舞い戻った」が、多くの仕事が残されていると指摘。バリュエーションの低さは「警告シグナル」だとしている。
その上で、より高いリターンをもたらす銀行内の他の分野へ投資銀行から資本をシフトするよう呼びかけ。「ドイツ銀行は欧州の銀行の中でも投資銀行業務に最も依存している銀行の一つであり、予測可能性が低く、不透明な事業が株式バリュエーションを下げている」と訴える。
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