- 2025/05/24 掲載
4月の相場変動、米国債市場は秩序保った=クックFRB理事
米国債市場は投資家の売り急ぐ動きで流動性が低下したにもかかわらず「秩序だった形」で機能し、社債市場も過度なストレスはかからなかったと、講演の準備原稿で述べた。
「この事例は、資産が過剰評価されている場合にはショックの発生で資産価格が大幅下落し、ボラティリティーが急激に高まる可能性があるという実例になっただけでなく、ショック吸収に資本市場の安定や強靭性が重要であることも示した」と説明した。
クック理事はまた、家計と企業が総じて「堅調」であることは心強いと述べた。それでもなお、低・中所得世帯にはある程度ストレスがかかっており、「十分に大きい」所得のショック要因が生じれば、より広範に世帯の債務返済能力を圧迫し、デフォルト(債務不履行)を増加させ、貸し手側に重大な損失を与える可能性があると指摘した。
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