シェル、深海油田探査にＡＩ技術を活用へ

[ニューヨーク １７日 ロイター] - 英石油大手シェルは１７日、オフショア石油生産の促進に向け、深海探査と生産にビッグデータ分析企業スパークコグニションの技術を活用すると発表した。

新しい石油貯留層の探索で、スパークコグニションの人工知能（ＡＩ）アルゴリズムを使って大量の地震データを処理・分析する。シェルはメキシコ湾最大の石油企業。

イノベーション・パフォーマンス部門担当副社長のガブリエル・ゲラ氏は「探査の作業方法の刷新に向け新しく革新的な方法の発見に尽力している」とし、作業効率とスピードの向上、生産量と探鉱の成功率を高めることが目的と指摘した。

両社の発表によると、新たなプロセスでは探査を９カ月から９日以内に短縮することが可能だという。