- 2023/06/01 掲載
ユーロ圏製造業PMI、5月改定44.8に低下 値下げでも需要減
2020年9月以来初めて値下げを実施したものの、需要が落ち込んだ。
速報値は44.6だった。好不況の分かれ目となる50を11カ月連続で下回った。
生産指数は48.5から46.4に低下し、6カ月ぶりの低水準。
ハンブルク商業銀行のチーフエコノミスト、サイラス・デラルビア氏は「製造業部門の需要低迷は、PMI指数の低下という形で年初から一段と明確になっているが、今回は調査対象企業が2カ月連続で生産を減らした」と指摘。
「国内外からの新規受注の減少は、生産の低迷がさらに数カ月続く可能性が高いことを示している」と述べた。
生産コストの減少ペースは2016年2月以来の高水準。これを受け、メーカーは値下げを実施したが、需要は減少した。産出価格指数は49.0、4月は51.6だった。
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