- 2023/06/01 掲載
英製造業PMI、5月改定47.1に低下 物価圧力は緩和
生産が3カ月連続で減少。新規受注の減少ペースは過去4カ月で最大だった。ただ、物価上昇の最悪期が過ぎた可能性がある。
チャールズ国王の戴冠式で営業日が減ったことも、新規受注減少の一因となった。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのディレクター、ロブ・ドブソン氏は、短期的には厳しい状況が続いており、製造業の低迷が加速していると指摘した。
新規受注指数は46.6と、47.7から低下。1月以来の低水準となった。メーカーは市場の信頼感低迷と景気減速を指摘している。
海外受注は16カ月連続で減少。米国と欧州の需要が減少している。
同氏は「一部の欧州連合(EU)の顧客がブレグジット後の複雑な貿易手続きを回避するため、地元からの調達に切り替えていることも、輸出需要縮小の原因だ」と述べた。
ただ、インフレ圧力が低下した兆しは出ている。平均投入コストは2019年11月以来初めて減少。供給網への圧力も一段と和らいだ。
今後1年で生産が増加すると予想したメーカーは全体の57%で、22年3月以来の高水準だった。
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