英中銀、複数回の追加利上げの可能性排除できず＝ハスケル委員

［ロンドン　１２日　ロイター］ - イングランド銀行（英中央銀行）金融政策委員会のハスケル委員は１２日、インフレを抑制するため、複数回の追加利上げが必要になる可能性があると述べた。

同委員は地方紙ザ・スコッツマンに寄稿し「私見ではインフレの勢いが増すリスクに引き続き寄り添うことが重要であり、このため、複数回の追加利上げの可能性を排除することはできない」と指摘。「現状は厳しいが、インフレが定着すれば状況がさらに悪化する」と述べた。

ロイターのエコノミスト調査では、来週の金融政策委員会で政策金利が２５ベーシスポイント（ｂｐ）引き上げられ４．７５％になると予想されている。金融市場は年内に政策金利が最高５．５％に達すると予想している。

ハスケル委員は先月２５日にもインフレ抑制の必要性について同様の見解を示している。