ＹＦＯ提案の取締役、過半数占める必要＝東洋建の株主総会でＩＳＳ

［東京　１３日　ロイター］ - 議決権行使助言会社のＩＳＳは、２７日に開催予定の東洋建設の株主総会について、株主の信頼を回復し、必要なガバナンス改善を果たすためには任天堂創業家の資産運用会社、ヤマウチ・ナンバーテン・ファミリー・オフィス（ＹＦＯ）が提案する候補者が取締役会の過半数を占めることが必要との見解を表明した。

ＩＳＳは、ＹＦＯ側が提案する候補者９人のうち６人に賛成推奨したほか、会社側提案の候補者については１１人中６人に反対の推奨とした。会社側提案のうち、武澤恭司社長の後任として次期社長に内定している大林東壽氏には賛成推奨をしている。

ＹＦＯは同日に声明文を発表し、同社が提案する９人全員に賛成の議決権行使をするよう株主に求めた。また、ＹＦＯが賛成を表明していた中村龍由氏に対して、ＩＳＳは反対推奨を行っており、ＹＦＯも反対の議決権行使を行うことを明らかにした。