米タイソン・フーズ、転勤拒否のイリノイ州従業員228人を解雇へ

［シカゴ　１３日　ロイター］ - コスト削減に取り組んでいる米食品大手タイソン・フーズは１３日、オフィス縮小に伴う本社勤務への異動を拒否したイリノイ州の従業員２２８人を解雇することを確認した。

州によると、シカゴ中心部オフィスの従業員１７７人と近郊のダウナーズ・グローブのオフィス従業員５１人について、７月３１日から削減に入る。

同社は昨年１０月、業務統合に伴い、シカゴとダウナーズ・グローブのオフィスからアーカンソー州スプリングデールの本社への従業員の異動を発表。転勤に同意せず、イリノイ州のオフィス閉鎖まで残る従業員が解雇されるという。

同社は、畜牛購入費の上昇と経済的に困窮する消費者の食肉需要減に直面している。

昨年１０月には、本社への異動を拒否したサウスダコタ州ダコタ・デューンズの従業員解雇も発表している。

同社は従業員の本社異動について、協調や意思決定に有効と説明している。

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