米アトランタ連銀総裁、過去の財務情報開示にさらなる問題

[ニューヨーク １５日 ロイター] - 米アトランタ地区連銀のボスティック総裁は１５日、同地区連銀が２０２２年分の幹部の財務情報を開示する中で、自身の過去の財務情報開示にさらなる問題があることを認めた。

同総裁はここ数年、連邦準備理事会（ＦＲＢ）の倫理規定で禁じられていた期間中に私的な金融取引を行っていたことが分かり、財務開示書類を２０１７年の総裁就任時にさかのぼって修正した経緯がある。

ボスティック氏は、以前に夫婦で運用していないファンドがＦＲＢの規則で禁止されている期間に取引されたことを認めた点に触れ、さらに同様の取引があったことを認識しているとした。

２２年５月２日に行った取引は、そうした口座の一つを通じて投資された資金に関連するもので、禁止期間であることを認識する前に行われたとした。

ボスティック氏によると、この取引はアトランタ地区連銀とＦＲＢの両方に報告された。ＦＲＢの内部監視機関も現在調査中という。