米成長率予想、ＮＹ連銀の内部分析モデルで3月から上振れ

［ニューヨーク　１６日　ロイター］ - ニューヨーク連銀が１６日公表した内部分析モデルに基づく最新の経済見通しによると、今年の米国の成長率は３月時点で予想された０．２％から１％に上振れた。

コア個人消費支出（ＰＣＥ）物価指数の前年比上昇率予想も３．５％から３．７％に引き上げられた。前年比上昇率は２０２５年末までに米連邦準備理事会（ＦＲＢ）が目標とする２％に収まるとみられている。

同連銀の説明では、長期的な期待インフレの改善が今回の見通し修正につながった。予想成長率は、影響を受けた生産性関連指標の変動で押し上げられたという。