ＥＣＢ決定はデータ次第、9月会合の予測は尚早＝レーン専務理事

[マドリード １９日 ロイター] - 欧州中央銀行（ＥＣＢ）のレーン専務理事兼主任エコノミストは１９日、ＥＣＢは次回７月の理事会でも利上げを決定する可能性が高いとしながらも、決定はデータ次第になるため、９月の理事会について予測するのは時期尚早との考えを示した。

レーン氏は「現時点でデータ主導であることは間違いない」とし、「７月の理事会はそれほど遠くないため、重要な変化がない限り、利上げが決定される可能性はあると言える」と指摘。ただ９月については「まだかなり先のことになるため、様子を見たい」と述べた。

ＥＣＢは１５日の理事会で政策金利を予想通り０．２５％ポイント引き上げると同時に、根強いインフレを踏まえ、７月も利上げを継続する公算が大きいという見通しを示した。