- 2023/06/20 掲載
ECBはデータ次第、次の動き「何も排除せず」=ギリシャ中銀総裁
ストゥルナラス氏は金融関係の会合で、追加利上げがあと1回、もしくは2回必要なのか、あるいは全く必要ないのか、答えられないとし、「われわれはデータに依存する」と指摘。「利上げを1回にするか2回にするか、あるいは全くしないかを決めるのは、マクロ経済見通し、基調インフレ、金融情勢だ」とし、「7月の利上げ一時停止も、あと2回の利上げも含め、何も排除しない」と述べた。
また、ECBは「6カ月、または1年」にわたり政策金利をターミナルレート(政策金利の最終到達点)に維持する可能性があると予想。ただ、これも入手されるデータ次第になると述べた。
ユーロ圏の物価情勢については、インフレ率は低下すると予想されているとし、「賃金高騰のスパイラル」は見られていないと語った。
このほか、利上げ局面の終了は近づいているとの見方を改めて示した。
ストゥルナラス氏は26人で構成するECB理事会内のハト派として知られている。
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