十時ソニーＧ社長、成長へ事業と人材の多様性強調＝株主総会

ソニーグループ（Ｇ）は２０日、十時裕樹社長が４月に就任してから初めての株主総会を東京都内で開いた。同社は２０２３年３月期決算で売上高が初の１０兆円を超えるなど好調が続く。十時社長は「さらなる成長には事業と人材の多様性の進化が重要だ。未来への成長に向け全力で取り組んでいく」と話した。

ソニーＧは主力のエンターテインメント事業と半導体事業への積極的な投資を進める一方、金融子会社ソニーフィナンシャルグループ（ＦＧ）を分離して株式上場する方針。十時社長は「（分離後も）グループとしての連携を強化し、株式価値の向上を目指していく」と述べ、理解を求めた。