- 2023/06/20 掲載
英2年債利回り、08年以来の5%台 中銀積極利上げ観測
英2年債利回りは朝方からじわじわと上昇。午後の取引で前日比15ベーシスポイント(bp)高の5.08%と、ピークを付けた。独2年債利回りとの格差は12bp拡大の185bpと、22年10月以来の水準に拡大した。
金利を巡る見通しにそれほど敏感に反応しない長期債利回りの上昇は鈍く、英10年債利回りは8bp上昇の4.49%、英30年債利回りは3bp上昇の4.55%。
英中銀が22日に開く金融政策委員会について、政策金利が5%に0.50%ポイント引き上げられる確率は現時点では30%と、先週の約10%から上昇。また、来年初めまでに政策金利が6%に達する確率は65%との見方が織り込まれている。
キャピタル・エコノミクスのチーフ英国エコノミスト、ポール・デールズ氏は「英中銀が政策金利を現在の4.50%から、ターミナルレート(政策金利の最終到達点)と見なされる5.25%までに引き上げ、24年後半までその水準に維持することで景気後退を誘発させた場合のみ、インフレ率は2.0%に低下すると予想している」と述べた。
関連コンテンツ
関連コンテンツ
PR
PR
PR