- 2023/06/21 掲載
サプライチェーン問題の後遺症、依然インフレを助長=SF連銀
この論文によると、サプライチェーンの混乱による供給不足は、2021年4月以降のインフレ率上昇の大部分を占めた。22年半ば以降の混乱の緩和は同時期以降のインフレ率の鈍化に寄与している。
米連邦準備理事会(FRB)は個人消費支出(PCE)価格指数で測定されるインフレ率目標を2%としている。
1年前にはPCEによるインフレ率は前年同月比7%上昇のピークに達した。供給ショック圧力はそのうちの約2.5%ポイントに寄与したという。今年3月時点では前年同月比4.2%上昇まで鈍化。うち供給ショックは約1.4%ポイントを占めた。
同連銀エコノミストは、サプライチェーン圧力のインフレへの寄与は「ショックがインフレに及ぼす影響の遅れを反映して、依然としてプラスだ」と指摘した。
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