- 2023/06/21 掲載
FRB副議長・理事候補、インフレ抑制姿勢をそろって強調
21日に上院銀行委員会で行われる指名承認公聴会の原稿で、ジェファーソン氏は「経済はインフレ、銀行セクターのストレス、地政学的な不安定性など複数の課題に直面している。FRBは引き続きその全てを注視する必要がある」と述べた。
その上で「インフレ率は和らぎ始めたが、目標の2%に戻すことに引き続き注力する」と語った。
FRB理事続投の指名を受けたリサ・クック氏は米経済にとって今が「重大な局面」だと指摘。米連邦公開市場委員会(FOMC)がインフレ抑制のために「必要に応じて行動」する重要性を強調した。
「インフレ率の高止まりは、米経済の拡大持続に対する重大な脅威となっている」とし、来年1月の任期切れ後の続投が議会で承認されれば「任務を完遂するまでインフレ対応に注力し続ける」と述べた。
新たに理事に指名されたエコノミストのアドリアナ・クグラ―氏は証言原稿で「高インフレが労働者と企業に同様の打撃を与えることを個人、職業上両方の経験に基づき理解している」と説明。「全ての米国民の支えとなる経済を構築する強い基盤をつくるには、インフレ率を2%の目標に押し戻すことが重要」との見方を表明した。
同氏は現在、世界銀行で理事を務める。人事案が承認されれば、FRBで初のラテン系理事となる。
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