- 2023/06/21 掲載
仏経済、今年は景気後退回避へ 低成長続く=中銀四半期予想
第2・四半期の経済成長率は前期比0.1%、第3・四半期と第4・四半期は0.2%と予想した。
2023年通年の成長率は0.7%と、前回予想の0.6%からわずかに上方修正した。欧州のエネルギー危機緩和と社会保障支出の増加を受けた。
ビルロワドガロー中銀総裁は仏紙レゼコーのインタビューで「6カ月前は景気後退と高インフレの定着を強く懸念していた。だが現在は景気後退を避けながらインフレから徐々に脱却することにより自信を深めている」と語った。
インフレ率が徐々に低下するにつれて来年から個人消費が改善するとみられ、24年に1.0%、25年は1.5%の成長を見込んでいる。主要貿易相手国の成長鈍化を受けて24年と25年の予想をそれぞれ0.2%ポイント引き下げた。
食品価格の上昇が予想以上に長引いたため、23年の欧州連合(EU)基準(HICP)インフレ率の見通しを5.4%から5.6%へ上方修正した。24年は2.4%、25年は1.9%に据え置いた。
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