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  • 英CPI、5月は前年比+8.7% 予想に反して鈍化せず

  • 2023/06/21 掲載

英CPI、5月は前年比+8.7% 予想に反して鈍化せず

ロイター

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[ロンドン 21日 ロイター] - 英国立統計局(ONS)が21日発表した5月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年同月比8.7%と、4月と同水準だった。

ロイターがまとめた市場予想では8.4%に鈍化すると予想されていた。

統計発表を受け、ポンドは一時、対ドルと対ユーロで急伸したが、その後は上昇分をほとんど失った。

エネルギー・食品・アルコール・たばこを除くコアインフレ率は6.8%から7.1%に加速し、1992年以来の高水準となった。

ONSは「航空運賃の上昇率が1年前を上回った。航空運賃は例年の5月よりも高い」と指摘。「中古車、コンサート、コンピューターゲームも値上がりし、インフレ高止まりの原因となった」と述べた。

食品・飲料の価格上昇率は18.3%で、前月の19.0%から若干鈍化した。

イングランド銀行(英中央銀行)は22日に13回連続となる利上げを決め、政策金利は4.5%から4.75%に引き上げられるとみられている。統計を受け、市場は政策金利が12月までに6%に達する可能性を完全に織り込んだ。前日の段階ではこの確率は約5割だった。

パンテオン・マクロエコノミクスの英国担当チーフエコノミスト、サミュエル・トゥームズ氏は「向こう数カ月にわたって政策金利を大幅に引き上げるよう、金融政策委員会に圧力がかかる」と指摘した。

キャピタル・エコノミクスの英国チーフエコノミスト、ポール・ダレス氏は、インフレ率が予想を上回ったことで、英中銀が22日に0.5%利上げする可能性が高まったとみる。「コアインフレ率の急上昇と賃金伸び率の再加速はインフレ圧力がなお強まっていることを示している。英中銀が、米連邦準備理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)よりもさらなる措置を取る必要があることを意味する」と述べた。

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