英中銀、インフレ抑制に景気後退引き起こそうとしていない＝総裁

[ロンドン ２２日 ロイター] - イングランド銀行（英中央銀行）のベイリー総裁は２２日、英中銀はインフレ抑制の一環として景気後退（リセッション）を引き起こそうとはしていないとした上で、英経済は景気後退入りを回避できるとの考えを示した。

ベイリー総裁はテレビのインタビューで「われわれは景気後退を引き起こそうとはしていない。英経済は予想以上に力強く、強靭だ」とし、「中銀は景気後退を期待しているわけでも、望んでいるわけでもない。インフレ率を目標に引き下げるために必要なことを行っていく」と述べた。

英中銀はこの日、政策金利を４．５％から５．０％に引き上げた。５０ベーシスポイント（ｂｐ）の利上げは２月以来で、政策金利は２００８年以来の水準となった。