- 2023/06/23 掲載
7─9月の欧州向けロシア原油輸出、前期比0.5%減へ=関係筋
業界筋は「国内の製油所の保守点検による休止は数カ月ぶりに低水準となり、稼働率の上昇が見込まれる」と指摘。一方、石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟の産油国で構成する「OPECプラス」の減産と自主的減産で石油生産が抑えられ、「結果的に輸出が減少する」という。
7─9月期のプリモルスク港、ウスチルガ港、ノボロシースク港からの輸出量は前期比1.1%減の日量226万バレルと、前期の229万バレルから小幅減少する見通し。
ロシアは欧州に石油を運ぶ「ドルジバ・パイプライン」によるウクライナ経由での石油輸出は継続する方針で、7─9月期のチェコ、ハンガリー、スロバキアへの石油輸出は日量約32万バレルを計画。前期は33万バレルだった。
同パイプラインでのポーランドやドイツ向けの輸出は予定がないが、カザフスタンのドイツ向け輸出分は前期(約2万4000バレル)から変更はない。
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