- 2023/06/27 掲載
物価の基調指標、5月もそろって上伸 最頻値は3%に迫る=日銀
ウエートを加味した品目ごとの上昇率分布の真ん中に当たる「加重中央値」はプラス1.4%となり、過去最高となった昨年12月の伸び率に並んだ。上昇率分布で上下10%を機械的に除いた「刈込平均値」はプラス3.1%。過去最高だった今年1月に並んだ。
上昇品目の比率は84.9%と、前月の84.3%を上回った。下落品目の比率は8.8%で前月の9.2%を下回った。
一連の指標は日銀が総務省発表の消費者物価指数をもとに算出し、毎月発表している。日銀は物価の基調を正確に把握するため、生鮮食品を除く消費者物価指数(コアCPI)だけでなくさまざまなコア指標を総合的にみている。5月のコアCPIは前年同月比プラス3.2%で4月から伸び率が鈍化する一方、生鮮食品およびエネルギーを除く総合指数はプラス4.3%で1981年6月以来の伸び率となった。
(和田崇彦)
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