外貨準備のドル比率、第1四半期は59％にやや上昇　ユーロは低下

[ニューヨーク ３０日 ロイター] - 国際通貨基金（ＩＭＦ）が３０日に公表したデータによると、第１・四半期に各国が保有する外貨準備のドルの比率は５９％となり、２０２２年第４・四半期の５８．６％から上昇した。

一方、ユーロの比率は１９．８％と前四半期の２０．４％から低下した。

コンベラのシニアマーケットアナリスト、ジョー・マニンボ氏は「世界経済の成長見通しが不安定なため、利回りや安全な隠れ場所を求める人々にとって、ドルは依然として魅力的な投資先だ」と述べた。

ドル指数は第１・四半期に約０．９％下落。昨年第４・四半期は７．７％下落していた。第２・四半期はやや回復し、０．４％上昇した。

一方、ユーロは昨年第４・四半期に９．３％上昇した後、第１・四半期は約１．２％上昇した。