中国人民銀、党委員会書記に潘副総裁　総裁就任観測も

[１日 ロイター] - 中国共産党は１日、中国人民銀行（中央銀行）の党委員会書記に潘功勝副総裁を充てる人事を決定した。米紙ウォール・ストリート・ジャーナル（ＷＳＪ）は潘氏の総裁就任につながると報じた。

人民銀がウェブサイトに掲載した声明によると、党中央組織部が１日の会議で決定を発表した。

ＷＳＪはこれより先、潘氏が党委員会書記に指名され、その後に人民銀総裁に起用されると報じていた。

人民銀はロイターのコメント要請に応じていない。

潘氏は中国の銀行や政策に精通する。人民銀と国家外為管理局（ＳＡＦＥ）のウェブサイトによると、英ケンブリッジ大学や米ハーバード大学で研究した経験もあり、２０１２年から人民銀副総裁を務める。

現総裁の易綱氏は昨年１０月の党大会で中央委員や中央候補委員から外れたことを受け、退任が予想されている。