- 2023/07/03 掲載
英製造業PMI、6月改定46.5に低下 コスト圧力は緩和
物価圧力は和らいだが、企業の楽観度は低下した。
PMIは今年最低の水準。2008─09年の金融危機以降で最低の部類に入る。速報値の46.2からは上方修正された。
11カ月連続で好不況の分かれ目となる50を下回った。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのディレクター、ロブ・ドブソン氏は「国内市場・輸出市場の低迷で生産者が打撃を受けている。市場の不透明感、競争激化、コスト高を背景に顧客が契約に一段と消極的になっている」と述べた。
原材料・エネルギーコストは2016年2月以降で最大の減少を記録。販売価格は16年4月以降で初めて低下した。
同氏は「供給網とコストの圧力低下で短期的に一息ついているが、これは引き続き製造業の足元の需要低迷が原因であり、今後の生産拡大に寄与する可能性は低い」と述べた。
将来の生産指数は今年最低の水準に低下。雇用は9カ月連続で縮小した。
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