カナダ6月製造業ＰＭＩ、50割れ続く　不透明な経済見通しで

［トロント　４日　ロイター］ - Ｓ＆Ｐグローバルが４日発表した６月のカナダ製造業購買担当者景気指数（ＰＭＩ）は季節調整済みで４８．８だった。５月の４９．０から低下し、業況拡大・縮小の節目である５０を引き続き割り込んだ。

不透明な経済見通しが内外市場の需要を圧迫した。

新規受注指数は５月の４８．６から４８．５に下がった。新規輸出受注は１３カ月連続で低下した。

Ｓ＆Ｐグローバルの経済ディレクター、ポール・スミス氏は「内外の市場需要低迷が広く報告され、経済見通しの不透明さから顧客が新規事業への取り組みを控えている実態が示されている」と指摘した。

製造業者からは、高金利が支出決定の遅延につながっているとの声が聞かれた。