- 2023/07/05 掲載
透明ディスプレーに翻訳表示=駅窓口で、訪日客に対応―西武鉄道
西武鉄道は5日、西武新宿駅(東京都新宿区)の窓口で、会話を自動翻訳して透明なディスプレー上に表示するシステムを公開した。コロナ禍から訪日需要が急回復する中、外国人客に円滑に対応できるようにするのが狙い。10日から実証試験を開始し、秋ごろの本格導入を目指す。
デモンストレーションでは、訪日客に扮(ふん)したスタッフがマイク越しに英語で「切符はどこで買えますか」と尋ねると、駅係員側の画面に日本語訳が表示された。係員が場所を案内すると、瞬時に英語に翻訳された。
システムは凸版印刷が開発。透明な素材のため、相手の表情を確認しながら会話ができる。英語のほか、中国語や韓国語など計12言語に対応しているという。西武鉄道の担当者は「言葉の壁を感じることなく、快適な旅を楽しんでいただきたい」と話した。
【時事通信社】 〔写真説明〕西武新宿駅の窓口に設置された、会話を自動翻訳して透明なディスプレーに表示するシステム=5日午前、東京都新宿区
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