名古屋港でシステム障害、コンテナ搬出入を中止　ランサムウエア感染

［東京　５日　ロイター］ - 港湾運送業者が加盟する名古屋港運協会などは５日、名古屋港内のコンテナターミナルで運用するシステムに４日朝から障害が発生していると発表した。トレーラーによるターミナルへのコンテナ搬出入作業を中止しているという。

愛知県警に相談し、身代金要求型ウイルスであるランサムウエアの感染が確認された。５日午後６時をめどにシステム復旧を図り、６日午前８時半からの作業再開を目指し、作業を進めている。

名古屋港は貨物の取り扱いが全国一。愛知県にはトヨタ自動車の本社があり、名古屋港管理組合によると２０２１年の名古屋港からの輸出の４５％は完成自動車（トンベース）となっている。