米銀ＢｏｆＡ、9％増配発表　ＦＲＢとは協議中

[ニューヨーク ５日 ロイター] - 米銀大手バンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）は５日、第３・四半期から四半期ごとの普通株配当を従来の１株当たり０．２２ドルから同０．２４ドルに引き上げると発表した。

他の大手米銀が先週に増配を発表する中、ＢｏｆＡは配当の決定を保留していた。

ＢｏｆＡは３日、先週発表された米連邦準備理事会（ＦＲＢ）による銀行ストレステスト（健全性審査）結果が、金融規制改革法（ドッド・フランク法）に基づく自社の分析結果と異なることについて理解するため、ＦＲＢと協議を開始したと発表。

５日時点でも協議は継続中だとした。

今年のストレステストでは銀行が深刻な景気低迷を乗り切るための資本を十分有していることが示され、ＢｏｆＡを含め全行が合格した。

ＢｏｆＡは昨年、配当を１株当たり０．２２ドルに増配したが、これは２００８年の０．３２ドル以来の高水準だった。