- 2023/07/06 掲載
第2四半期の米自動車販売台数が増加、供給改善や繰越需要で
コックス・オートモーティブのチーフエコノミスト、ジョナサン・スモーク氏は「労働市場は健全さを維持しており、消費者は新車を購入する方法を見出している」と述べた。
トヨタ自動車の北米部門トヨタモーター・ノースアメリカ(TMNA)は4─6月期の米販売台数が7.13%増の56万8962台になったと発表した。
米ゼネラル・モーターズ(GM)は約19%増の69万1978台となり、トヨタを上回った。
日本の自動車メーカーは、競合他社に比べ納期遅れに苦戦している。
TMNAのグループバイスプレジデント兼ゼネラルマネジャー、デビッド・キリスト氏はロイターとのインタビューで、サプライチェーンは改善されつつあり、「下半期は上半期よりも生産とディーラーへの卸売が改善する見込み」と指摘。「顧客は自動車業界の取引価格の上昇を金利上昇とともに吸収できている」と述べた。
欧米自動車大手ステランティス傘下のフィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)USは今週、米販売台数が6%増加したと発表した。韓国の現代自動車の米国部門も14%増と発表した。
電気自動車(EV)も、インフレ抑制法(IRA)のインセンティブやテスラ主導の価格競争を受けて需要が増え続けている。
調査会社ワーズ・インテリジェンスによると、6月の米新車販売は137万台、年率換算で約1570万台。
米調査会社JDパワーとグローバルデータは、4─6月期の米販売台数が前年同期比18.2%増の411万6600台に達すると予測している。
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