ＵＡＥへの外国直接投資、昨年は過去最高の230億ドル

［ドバイ　５日　ロイター］ - 国連貿易開発会議（ＵＮＣＴＡＤ）が５日公表した２０２３年版「世界投資報告書」によると、アラブ首長国連邦（ＵＡＥ）に対する２０２２年の外国直接投資（ＦＤＩ）は前年比１０％増の２３０億ドルで過去最高を更新した。

湾岸産油国で構成する湾岸協力会議（ＧＣＣ）の加盟国６カ国向けＦＤＩのうち約６０％がＵＡＥ向け。ＧＣＣ向けのＦＤＩは３７０億ドルで前年から２倍以上に増えた。世界最大の原油輸出国で経済規模が中東最大のサウジアラビア向けのＦＤＩは約６０％減の７９億ドルだった。

湾岸諸国は経済と歳入の多様化を進めており、ＵＡＥはこうした取り組みが最も進んでいる。

ＵＡＥは海外への直接投資も１０％増えて２５０億ドルとなった。

世界全体のＦＤＩは前年から１２％減少した。